ウナギ航海 2021
みなさんこんにちは! M1の日向です。
今年のウナギ航海(KH-21-2航海)の様子を報告をしたいと思います!
無事に全員がPCR検査をクリアし、乗船することができました。
初日は低気圧が近かったこともあり、晴海埠頭を出るやいなや揺れだしました・・・(多分、初日が一番揺れました、東京湾内でもこんな感じです)
今回の航海はレグ1(晴海埠頭〜新宮)とレグ2(新宮〜那覇)の二段構成であり、前半に名古屋大学の地震計回収を行い、後半に木村研の生物採集という流れでした。
IKMTネット(プランクトンネット)の様子です、こうしてみるとサイズ感がすごいですね!ジンベイザメのようなフォルムでした
ソーティング班の様子
ネットで採集したプランクトンはソーティングにより、分画していきます。作業は基本的に24時間態勢で行い、2班で交代しながら行いました。
シラスのような魚を延々と分け続けていく作業・・・ (サメや様々な魚の仔稚魚が出現しました)
シラスウナギは河川では見つかりやすいものの、海では群れることなく、採集することはとても難しいとのことです
そんな中!!!
見つかりました!(このとき拍手が起こりました笑)
これだけネットを曳いて一匹しか取れないというのもウナギ研究の難しさであると感じます・・・
こちらはCTDによる物理観測と採水の様子です。採水した海水は環境DNAのサンプリングに使用しました。
環境DNAの分析は北大との共同作業でした。僕もこちら担当だったのですが、今まで経験した物理観測に比べ、コンタミにストイックな作業でした・・・
今年度に羽根さんが博士課程を修了されたため、洋上で論文発表を行いました!
最後に打ち上げという形で、飲み会を開きました!
PCRを潜り抜け、2週間の船上生活を経ているので、当時一番クリーンな人たちです。
研究室の飲み会は今年度初めてであったため、とても貴重な機会でした!
今回採集したデータは今後解析していく予定です。
最後に本航海でお世話になりました皆様にお礼を申し上げます。
今後も本研究分野をよろしくお願いいたします。